「自分だけの占い」をAIで実現する

占いサイトを使ったことがある人なら、「あ、この文章、前にも見たな」と感じた経験があるのではないだろうか。多くの占いサイトは数字やタイプごとの定型文を返すだけで、何度やっても同じ結果になる。

「数秘の巫女」は、その問題をAIで解決した数秘術占いWebアプリだ。名前や生年月日を入力すると、Google Gemini APIが毎回ユニークな鑑定文を生成する。同じ数字でもアクセスするたびに違う言葉で語りかけてくれる――毎回が「自分だけの占い体験」になるのがコンセプトだ。

毎回異なる鑑定文が生まれる仕組み

Gemini APIとプロンプト設計

鑑定文の生成にはGoogle Gemini APIを使っている。ポイントはtemperature 0.85という設定だ。temperatureはAIの「創造性」を制御するパラメータで、0に近いほど毎回同じ文章になり、1に近いほど多様な表現が出る。0.85は正確さと新鮮さのバランスが取れた値だ。

ただし、temperatureを上げるだけでは正確な鑑定にはならない。AIが自由に書くと数字の意味を間違えることがある。そこで、数秘術の数字ごとに詳細なリファレンスデータをプロンプトに組み込んでいる。

プロンプトに含まれるリファレンスデータの例(数字「1」の場合):

守護星: 太陽 / 元素: 火 / 元型: 開拓者・パイオニア / キーワード: 始まり・独立・リーダーシップ / 強み: 決断力、推進力、独創性 / 影: 我が強い、孤立しやすい / 適職: 起業家、経営者、発明家 / 魂の望み: 誰にも依存せず自分の力で道を切り開きたい

AIはこのリファレンスを参照しながら、毎回900〜1,200字の読み応えある鑑定文を書き上げる。数秘術としての正確さはリファレンスデータが担保し、表現の豊かさはtemperatureとAIの言語能力が担う。この役割分担がうまく機能している。

キャッシュ戦略とフェイルセーフ

AI APIは万能ではない。レスポンスが遅い時もあれば、サーバーがダウンする時もある。そこで、同じ数字に対する鑑定結果を最大15件までサーバー側にキャッシュする仕組みを入れている。

ユーザーがアクセスすると、キャッシュからランダムに1件を返す。15件もあれば同じ文章に当たる確率は低い。バックグラウンドでAPIに新しい鑑定文を生成させキャッシュを補充する。APIが落ちてもキャッシュから供給できるフェイルセーフだ。

3人の巫女キャラクター

「数秘の巫女」には3人のキャラクターが登場する。千紗(桜色・穏やかな敬語)、夜神(紫と金・ミステリアス)、鈴音(赤と白・元気いっぱい)。この3人は単なる見た目の違いではなく、AIが生成する鑑定文の文体そのものが変わる。

千紗
千紗
桜色・穏やかな敬語
夜神
夜神
紫と金・ミステリアス
鈴音
鈴音
赤と白・元気いっぱい

プロンプトでは、各キャラクターの一人称、文末表現、禁止口調を厳密に指定している。千紗は「わたくし」「〜でございます」を使い、夜神は短い文を「…」で繋ぐ独特のリズムで語る。鈴音は「あたし」「〜だよ!」と明るく弾ける。

同じ「ライフパスナンバー1」の鑑定でも:

千紗:「あなた様の中には、誰にも真似のできない開拓者の魂が宿っておいででございます」

夜神:「……1の数字。…先頭を歩く者の宿命ね。…孤独を恐れてはいけないわ」

鈴音:「ナンバー1!きみって生まれながらのリーダーだよ!すっごいじゃん!」

さらに、お悩み相談機能では3人の巫女が同時に、それぞれ異なる角度からアドバイスをくれる。千紗は寄り添うように、夜神は本質を突くように、鈴音は背中を押すように。同じ悩みに対して三者三様の回答が返ってくるのは、AIならではの体験だと思う。

おみくじガチャのワクワク感

占いの定番「おみくじ」も、ただ結果を表示するだけでは面白くない。「数秘の巫女」のおみくじは、ソーシャルゲームのガチャ演出にインスピレーションを得た仕組みになっている。

11段階のランクと重み付き抽選

ランクは大吉から大凶まで11段階。大吉(5%)、吉(10%)、中吉(17%)、小吉(18%)のように、それぞれに出現確率の重みが設定されている。珍しいところでは「吉凶未分(まだわからない)」「吉凶相半(良いことも悪いことも半々)」「平(おだやか)」といったランクもある。

大吉
大吉
吉
中吉
中吉
凶

4つの演出ルート

結果が決まると、ランクに応じて4つの演出ルートのどれかが選ばれる。ノーマル(約5秒)、リーチ(約8秒・神託演出)、スーパーリーチ(約10秒・カットイン付き)、ジャックポット(約13秒・フル演出+祝福エフェクト)。大吉の70%はジャックポット演出になる。

「昇格」という逆転劇

一番盛り上がるのが「昇格」システムだ。半吉以下の結果が出た場合、30%の確率で昇格判定が発生する。ランクが1段階上がり、演出が追加される。さらに、昇格は最大3回連続で発生する可能性があり、多段昇格時には「天啓!」と呼ばれる特別な演出が走る。

末吉が出て「残念…」と思った瞬間に画面が光り始め、中吉、さらに吉へ。このドラマチックな逆転劇が「もう一回引きたい」と思わせるフックになっている。千紗の「まあまあ!二度も昇格するなんて…!」、鈴音の「うわわわ!2段階も上がった!!」と、キャラごとのリアクションの違いも楽しい。

ノベルゲーム風の没入体験

「数秘の巫女」が占いツールと一線を画しているのは、ノベルゲーム風のUIだ。鑑定文は1文字ずつタイプライター表示(1文字あたり40ms)。キャラクター立ち絵、背景画像、BGM、効果音で没入感を演出する。

占いの結果を「読む」のではなく、巫女から「お告げを受ける」。テキストが1文字ずつ現れるのを待つ時間、次に何が表示されるかわからないドキドキ感。これは静的な結果ページでは得られない体験だ。

遊んでみてください

「数秘の巫女」はブラウザだけで遊べる完全無料のWebアプリだ。3人の巫女の中からお気に入りを見つけて、ぜひ何度か占ってみてほしい。同じ数字でも、キャラクターを変えると全く違う鑑定文に出会える。

数秘の巫女で占う →

アプリの詳しい紹介は、ランディングページもあわせてどうぞ。

数秘の巫女 — ランディングページ